昨日は、主人が主催するお勉強会
第38回「神渡良平人間学」でした。
ゲスト講師の石川真理子先生が
「日々に生かす武士道」というタイトルで
ご講演をくださいました。
真理子先生のご著書「今も生きる武士道」
「女子の教養(たしなみ)」は私のバイブルです。
「武士道」という言葉になぜか惹かれます。
日本の美しい心がここにあるように感じるからです。
「武士道」というと男性のものというイメージがありますが、
そうではないようです。
武士道の道徳律を見てみると、男性であれ、女性であれ、【人としての大切なあり方】を説いていることがわかります。
・仁(他者への思いやり)
・義(損得ではない人として正しい行い)
・礼(思いやり)
・智(大自然の叡智、真理
・信(信頼、うそをつかない)
・忠(裏切らない)
・孝(目上の人への敬意)
・悌(弱い立場への配慮)
また、真理子先生のご著書ではじめて、武士道において「女性」「母親」の役割がとても大きかったことを知りました。
-------石川真理子先生の「女子の教養(たしなみ)より-------------
山岡鉄舟は「武士道は人間である以上は男子の女子のと関係ないよ」「日本歴史の真相をうがち得れば、女子がいかに真武道を履行して、いかに日本の真面目(しんめんもく※)をでかしたかは、歴々として明瞭である」(『山岡鉄舟の武士道』勝部真長編 角川ソフィア文庫)と述べています。
日露戦争において陸軍大将を務めた黒木為楨は、「日本の男子が母親から武士道を教育されていなかったら、今回の勝利はない」という内容の談話を残しているのです。
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※人や物事の本来のありさまや姿。真価。
母の心の本質は愛。武士道の心も本質は愛。宇宙の心もまた愛です。美しい大和(調和;ハーモニーの波長)の国、日本の心です。
世界中で、毎日のように悲しいニュースが飛び交っています。
悲しい事件を起こす人たちの心の根底には愛の欠如があるように感じてなりません。
人は皆、母親から生まれます。母親という役割を持っている方たちには、わが子に深い‟真の愛情”を注いで育てていただきたいと切に願います。
そして子育てをする中で、日常生活の中で小さな愛の実践を示していってほしいです。親切だったり、思いやりだったり、信頼だったり、敬意だったり、配慮だったり…。(つまり武士道の徳目の実践)
「日本人の婦人は賢く、強く、自立心があり、しかも優しく、憐れみ深く、親切で、言い換えれば寛容と優しさと慈悲心を兼ね備えた救いの女神そのものである」(『英国人写真家のもいた明治日本~この世の楽園・日本』ハーバード・G・ポンティング著 長岡祥三約 講談社学術出版)と真理子先生のご著書にありました。
まだまだ全然…な自分ではありますが、少しでも‟世界が絶賛した明治女性の美しさ”に近づいていきたいです。
今、この時代に、日本人の女性として生まれてきた自分の役割に気付き、自覚する。
自分の置かれた場でこの国の、この世界のワンピース(one piece) として、無力なようで無力じゃない、小さな小さな一隅を照らしていけたらと思います。