日本は現在超高齢化社会となり、高齢化率は世界一!4人に1人が65歳以上の方という統計がでています。とはいえ、どんな社会になろうとも、人は誰もが一生涯健康に過ごしたいと考えているはずです。しかしながら、多くの人々は、加齢とともに体の変化を感じ始めるのもまた事実です。
最近わたし…
☑ 体力の衰えを感じる(疲れやすい)
☑ 腰が痛い
☑ 膝が痛い
☑ 肩こりがひどい
☑ 物忘れが多くなってきた
漠然となんとなく不安な気持ちはあるのだけれど、重い腰があがらず、「何かはじめなくては!」と気持ちだけが焦っている方、病院や治療院にいってもなかなか思うように良くなっていかない、原因が今一つつきとめられない(不定愁訴)ことに実はイライラしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
寿命と健康寿命 ~長寿国ニッポンの光と影~
皆さん、「健康寿命」という言葉をどこかで耳にされたことはありますか。「健康寿命」とは、日常生活に制限のない期間を言います。厚生労働省の調べによると、「平均寿命」と「健康寿命」の格差は、男性 9.13年、女性12.68年(平成22年の統計)。これらの年数は、日常生活に何らかの制限があることを意味し、この期間を縮めていくことが、現代日本におけるひとつの大きな課題になっています。
寝たきりを招く ~ロコモティブシンドローム~
メタボリックシンドローム(通称メタボ)という言葉は多くの方がご存知だと思いますが、では、ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)という言葉はいかがでしょうか。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)、通称ロコモとは、「運動器の障害」により「要介護」になるリスクの高い状態を言い、日本整形外科学会が、2007年(平成19年)に提唱しました。
※運動器とは、身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称。
ロコモの原因は主に3あります。
☑ バランス能力の低下
☑ 筋力の低下
☑ 骨や関節の病気
(骨粗しょう症、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症など)
これらが進行すると、生活の基本である
☑ 立って歩いたり座ったりする
☑ 衣服の脱着
☑ トイレに行く
など、日常生活動作(ADL)に支障をきたします。
ついには、
☑ 廃用性症候群
☑ 引きこもり
☑ 寝たきり
といった状態へとつながっていってしまいます。
寝たきりの原因の第2位 ~認知症~
現在、日本には多くの高齢者が心配している疾患があります。寝たきりになってしまう原因の第2位、「認知症」です。厚生労働省研究班(代表者・朝田隆筑波大教授)の最新の調査によると、65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%。2012年時点で約462万人に上るとのこと。認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)の高齢者も推計約400万人。65歳以上の4人に1人が認知症かその“予備軍”となる現状に、政府は早急な対策を迫られていると言います。
ロコモやメタボ、認知症を心配されている方、でも、なかなか行動に移せてこなかった方、ぜひサステナブル体操をしませんか。きっと皆さんの健康づくりのお役にたてるはずです!